| 品質の見分け方
ビーズとカボションの珊瑚の品質のポイントは、「形」「虫食い」と呼ばれる穴や亀裂の有無、「色ムラ」の程度です。形については、
ビーズの場合、真円であるかで品質の判断をします。一方カボションであれば、輪郭と山の高さのバランスが大切です。「虫食い」は
致命的欠点ですが、「色ムラ」や「斑点」が皆無のものは存在しません。それが肉眼で見て美しさを損なわない限り、全体のバランスで、
善し悪しを判断します。
クオリティスケールのSは、ほんとうに稀少なもので、1 パーセントしか存在しないジェムクオリティのうちの1 割も存在するかしない
かです。特に直径が10ミリを超えるものは、極端に数が少なくなります。自然が創った珊瑚は、厳密には一粒一粒すべて異なり、ひとつ
ひとつに個性があります。むしろヒビと色ムラは大きな欠点とならなければ、この世の中にひとつしか存在しない証となります。ある
程度の穴やキズは許容する市場を作ることが、宝石の世界では必要であると考えます。
ネックレスは、全体の色味と粒がよく揃い、糸を通す穴が珠の中心を貫いていることが大切です。 |