産地

宝石になる八放珊瑚は地中海、日本・台湾、ハワイ・ミッドウェイの3地域でおもに採取されますが、地域によって原木の大きさ、色、 品質に
大きな差があります。自然環境の差が各々の地域の珊瑚を特徴づけているのです。


●地中海

宝石になる八放珊瑚は地中海、日本・台湾、ハワイ・ミッドウェイの3地域でおもに採取されますが、地域によって原木の大きさ、色、 品質に大きな差があります。自然環境の差が各々の地域の珊瑚を特徴づけているのです。

●日本・台湾

桃色、ボケなど、珊瑚の命というべき色合いの美しさを備えているうえ、原木は高さ 1メートル、重さ10キログラムを超えるものがあり、大きさの点で断然ほかの地域に ぬきん出ています。また赤や白のものも産出され、濃淡の幅も広くあります。20世紀 初頭から原木のままイタリアに輸出され、ジュエリーの素材として使われてきました が、赤やピンクの色ムラが多いため、加工が難しい素材です。また日本や台湾では、 大きさを生かして、彫刻品が多く作られました。


●ハワイ・ミッドウェイ

1960年代にミッドウェイの350~400メートルの深海から、宝石となるコーラルが 採取されました。白、桃色、その混合や、ボケに似た美しい色など、さまざまな色の 珊瑚が採れました。その中には、2,000メートルの深海から採れるものもあります。 小さい珊瑚は色が濃いのですが、大きくなるにつれピンクがかかり、縞が入り、つい には写真のように、たくさん赤い斑点の散在するピンクに変わります。


研磨・処理

珊瑚は原木のまま彫刻が施されたり、ビーズやカボションに研磨されます。赤系のコーラルの場合、表面の亀裂部分にワックスなどを 埋めたり、美しく見せるために着色処理したものがあります。ピンク系のコーラルの場合オイルをつけてキズを隠しているものもある ので注意が必要です。これらは、経年変化で美しさを失います。またコーラルは酸におかされやすいので、現在では特殊な加工によって 表面を保護しているものもあります。

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