梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか?

今日はホテル日航東京にご来館いただいた方々へ、この梅雨の時期の過ごし方をご提案させて頂きたいと思います。ホテル日航東京 には107点にも及ぶアートコレクションが全館に設置されています。ここにそれらの一部ですが、作品をご紹介しながらその設置場 所をご案内させていただきます。ご宿泊されているというシュミレーションでのご案内になりますが、もちろんご来館のみの方でも 十分にお楽しみいただけます。

ゆっくり目覚めた朝は3Fの「オーシャンダイニング」で遅めの朝食を摂りましょう。アリアン・バザーンの綺麗な色使いの水彩画は これから始まる一日を明るく導いてくれそうです。3F・Aエレベーターホール正面を飾るジャック・ゼージャックの大理石(a1)は清 々しさを感じさせるオブジェです。食後は3F・エスカレーターエリアでカヨコ・ナカムラのテラコッタ制作の彫刻、「スーツケース を持つ女」(a2)を見ながら「コーラルブルー」のある2Fへ移動しましょう。エスカレーターの途中の壁面に張り付けられた、リンダ・ ベングリスの「クロノス」(a3)はアルミとステンレススチールで制作されたアートの大作です。2F・メインロビーに降りて、「コーラ ルブルー」の五周年記念の新作などをチェックしてから2F・コンシェルジェデスクへ。ここでは、ホテル内やお台場周辺のことでわ からないことがあった時にベテランのコンシェルジェがあなたのご要望に丁寧かつ敏速な対応をして下さいます。このデスクエリア を彩っているサム・フランシスの大小5枚のエッチング鑑賞はコンシェルジェの回答を待つ間の時間を忘れさせてくれるはずです。

(a1) (a2) (a3)

1F・宴会場ロビーフロアーへは2F・ロビーフロアーの暖炉側のエスカレーターでフェルナン・レジェのリトグラフを見ながら降りて みましょう。もし、1F・大宴会場「ペガサス」で宴会が行われていれば、「ペガサス」前のホワイエでジョアン・ジュリアンのダンスシ リーズの石墨画を見ることが出来ます。ホテル内の一番広い空間に、白と黒と赤だけで構成された3枚の大作は圧巻ものです。1F・ 中庭に設置されているグウエン・ミュラルの「鳥」(a4)のブロンズ像がしとしと降る雨に濡れている風情を眺めながら、ガラス越しに 置かれたソファーに腰掛てゆっくり本を読むのもいいでしょう。同じ1FのBエレベーターホールへ向かう手前左側の壁には、絹布に 油彩・鉛筆・エナメルで製作されたジョージ・ケタロルのアート(a5)が掛けられています。少しのどが渇いたら2F・ラウンジ「ベラ ンダ」で雨にけむるレインボーブリッジを眺めながらお茶をしましょう。ここではデーヴィッド・ラデルのオブジェを見ることが出 来ます。昼食は2F・中国料理の「唐宮」をお勧めします。途中の通路に置かれたミツオ・フカダのステンレススチールと黒御影石で制 作された「地球の調和」は是非ご覧になって下さい。午後は身体を動かしましょう。5F・ベイサイドスパ「然」のエレベーターホールに 飾られているブラッド・ドラムのモノタイプの絵画はシックなしつらえの「然」にぴったりマッチしています。スパで汗を流して、エ ステでリラックスをした後は2F・「マルコポーロ」で軽食を。ここでは、ミネオ・ミズノ、バーバラ・ウエルドン、スティヴィン・ホ ワイトの楽しいアートを十分に楽しむことが出来ます。お部屋に戻りバルコニーから眺める景色が夜景に変わったらドレスアップを して、ディナーに予約を入れてある3F・フレンチレストラン「テラス・オン・ザ・ベイ」へはBエレベーターを使用して行きましょう。 エレベーターホールを飾るリタ・アルバカーキの、「月」をイメージしたリトグラフはとても幻想的です。レストラン入り口のローレ ンス・ドライバンの「ノーザンバーランドの思い出」という題の木炭画が今宵のあなたをお出迎えしてくれます。長い夜は2F・「キャ プテンズバー」でドナルド・サルタンのエッチングを眺めつつ、バーテンダーお勧めのカクテルを飲むのも一日の疲れが癒される至 福の時となるでしょう。お部屋に戻る前にもうひと作品、同じ2F・ロビー吹き抜けに設置されているジョアン・モルガンの「人魚」 (a6)のワイヤーアートをご覧いただくことをお勧めします。もし、あなたがロイヤルガーデンスイートやラグジュアリーロイヤルス イートに泊まられていらしたら、デブラ・マルシックのインク画やダン・リジーのスクリーンプリントをご覧になられながら心地よ い眠りに就けることでしょう。それではどうぞよい夢を、おやすみなさい・・・。

(a4) (a5) (a6)

ホテルのアート鑑賞は入場料も取られず自由に鑑賞出来、監視の目もなく、快適な空間で知的快感にひたれる優雅なひとときを得る ことが出来ます。107点にも及ぶコレクションの監修をされた伊藤隆道氏は「ホテルのアートは、美術館やギャラリーに展示されてい る作品の様に見る人に対し強く自己主張を迫ることもなく、親しい友人との軽い挨拶の様な気軽な距離感や親しみ易さが楽しい。美 味しい食べ物やしゃれた会話、美しい窓越しの風景と同じ様にアート作品と接することもホテルの楽しみ方の一つである。」と語って います。

全てのコレクションを一度に鑑賞するのは大変ですが、どこに何が設置されているのかを探しながら、少しずつご覧になられるのを
ご来館の楽しみにされてはいかがでしょうか。

2006年7月25日 コーラルブルー/ホテル日航東京店                        過去掲載文はこちらから

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